「～泰山寮地域移行の取り組み～No.2」でもご紹介した、Kさんは9月19日、23年間生活した泰山寮からGHへお引越しをされました。

このKさんの地域移行に向けた取り組みが始まったのが、令和5年11月からでした。地域移行委員での話し合いを重ね、同市でお世話になっている「社会福祉法人 あゆみ会」に協力していただけることになりました。そして、2月にはしおみの丘の見学、3日間の生活介護（軽作業）体験を行いました。Kさんは、“お仕事”をしていた入寮前の生活を思い出されたようで、朝になると「しおみの丘、いくよぉ。」と生活介護に行くことをとても楽しみにしていました。そして、生活介護事業所からGHへ帰るという体験もさせていただきました。3日間でしたが、Kさんは職員の心配もよそに毎日がとても楽しそうで充実されているようでした。

その後もいくつかのGHの見学に行き、Kさんが住みたい場所をご自分で選ばれたのが今回お引越しをした名古屋市のGHでした。この時のKさんは迷いなく「泰山寮お別れ」と話してくれました。寂しい気持ちは勿論ありましたが、新たな希望に向かって頑張りたいと思っているKさんはとてもキラキラしていました。そして、お仕事がしたいというご希望から、就労支援継続B型事業所は通われることになっています。

9月17日には、ふらっとカフェの計らいで送別セレモニーが行われ、Kさんの門出を祝おうと沢山の仲間が集まりました。みんなで美味しいケーキとジュースを食べ、笑顔と笑い声溢れる素敵なセレモニーになりました。

いよいよKさんの新たな生活の始まりです。

職員は「○○と○○どっち？」とKさんの質問に答えられなくなり寂しくなりますが、また、会いに行きます！Kさん、その時はお友達のことお仕事のこと…教えてくださいね！