いつまでも異常なほどの暑さが続いたかと思えば、心地よい季節は短く、あっという間に冷え込んでしまう…。昨今の日本の四季は、いったいどうなってしまったのかと不安になることもあります。
それでも私たちは、季節を感じられるイベントや活動、昔ながらの行事などを日々の支援に取り入れていく事をとても大切に考えています。ここでは、たいざんの子どもたちの秋の様子を少しだけご紹介します。
10月中旬には「ミニ運動会」を行いました。紅白対抗やポイント制にすると、どうしても結果に目が向きがちです。しかし、年齢やできることに大きな差がある放デイではその子らしさに寄り添うことが大切です。私たちは、一人ひとりの「がんばり」や「成長」、「体験の積み重ね」に焦点を当て、無理なく楽しめるイベントとなるよう工夫しています。
恥ずかしそうにしていたり、自信があまりなさそうに見えた子も、最後に「よく頑張ったね」の気持ちを込めたメダルをご褒美として首からかけてもらうと、ピカピカの笑顔を見せてくれました。

11月には、泰山寮の利用者さんや職員の方々が育てたさつまいもを掘らせていただきました。学校でも経験があるとはいえ、最初はおっかなびっくりで土に触れられない子もいます。一方で土の中から出てきたさつまいもを興味深そうにじっと眺める子もいました。

その日の活動の様子を自宅まで送迎した際に保護者の方へお伝えすると、どのご家庭も大変喜んでくださいます。
子どもたちの嬉しそうな表情と、その成長を共に喜んでくださる保護者のみなさんの笑顔が、私たちにとって何よりのご褒美です。














