5月26日この日は晴天。Iさんは仲間に見送られ、期待を胸に新たな生活の場(港区)へと引っ越されました。
お別れ会では皆でお祝いのケーキを食べ、IさんはCD棟の仲間に「にじの木に行きます!ありがとう。」と大きな声で挨拶してくれました。この日は仲間や職員にとって素敵な思い出となりました。


Iさんが引っ越しされて1か月後、6月29日(日)フォローアップに伺いました。
「こんにちは~!」と出迎えてくれたのは、GH看護師さん。Iさんはというとリビングで熱心に絵に題名を書いていました。その隣にはKさん!GHのリビングには、IさんとKさんの絵や楽しい写真が飾られ、まるで美術館のようでした。


「Iさん、○○と○○どっち?」とKさんが聞くと「こっち。」とKさんのケーキを選んでいました。懐かしいやり取りに大笑いしましたが、名コンビの復活です。泰山寮でも一緒に過ごしていたお2人は、ご縁があり今も一緒です。土日はヘルパーさんと水族館やカラオケ、買い物に出かけて充実した日々を過ごされています。


地域移行の意味は施設中心の暮らしから、その人らしい生活や人生を再び構築していくことだと思っています。そして、地域に出ることで社会とのつながりも構築され、何より自分で決めて動く自己決定の経験が増え、その人の自信につながるという事をIさんの地域移行の取り組みで学びました。
Iさん、ありがとう。















