お知らせ

入所施設から共同生活援助へのサービスの切り替え~泰山寮地域移行の取り組み~ No.3 「フォローアップ」

7月9日(火)はグループホーム「にじの木」さんに移行したAさんに会いに行く日でした。

実はAさんがお引越しをされて3日後、GHのサビ菅に連絡をしました。

「Aさんいかがですか?」「お元気ですよ。ご飯も毎回残さず食べていますよ。(サビ菅)」これまでのAさんのGH見学のご様子や職員とのやり取りから、何となく予測できていた答えでした。

「おトイレも手すりをつたって行かれていますよ。(サビ菅)」「そうなんですか?Aさんお1人で?」「この間、23時頃ガチャガチャする音が聞こえたから見に行ったら、おトイレがしたかったようでドアを開けようとされていました。(サビ菅)」「え?Aさんですよね?寝ていたんですよね?お1人で行かれたんですか?」とても驚き、質問攻めにしてしまいました。

泰山寮で過ごされていたAさんは、夜中にお1人でお手洗いに起きられることは滅多にありませんでした。お家で過ごされていた事を思い出されたのでしょうか?それとも環境がAさんの“持てる力”を引き出したのでしょうか?これは嬉しい誤算でした。

さてさて、そんな嬉しい気持ちを抑えながら、棟の仲間Kさんと棟で担当していた職員と共にAさんに会いに行きました。GHの廊下を抜けて突き当りがAさんのお部屋です。ドキドキしながら、廊下から部屋を覗くとAさんは満面の笑みを浮かべ私たちを待っていてくれました。思わず職員2人同時に「Aさん!元気??」と声をかけ、駆け寄ってしまいました。「元気―。」と大きく答えてくださり、表情は見違えるほど穏やかでした。その表情からもやっぱりGHに移られて良かったなと思い、「暮らしと生活」はその人が選ぶものであるということを改めて感じることができました。

一緒に訪問した棟の仲間Kさんの名前を嬉しそうに呼ばれ、記念撮影をしました。

「会いたかったのぉ。」というお言葉は頂けませんでしたが、それ以上に大切なことを職員にプレゼントしてくれました。こんな気持ちにさせてくださったAさんとGHの職員の皆様には感謝しかありません。また、会いに行きますね!





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