木々の緑が眩しい5月14日、4年ぶりの打越区ウォークラリーが開催され、泰山寮利用者さん2名、のぞみホーム利用者さん3名が参加されました。当日は生憎の小雨ではあったものの、500名を超す地域住民の皆さんが集まり、打越区内ショートコース2㎞の散歩コースを完歩されました。

利用者さんも、コロナで運動不足だったせいか、途中息が切れる場面もありましたが、相互に「頑張ろうね」と声を掛け合い、40分かけてゴール地点に。疲れた分だけその達成感は素晴らしいものでした。ゴール地点ではポップコーン・かき氷の振る舞いがあり、リフレッシュした表情で美味しく召し上がっていました。

抽選会は小ホール会場に集結する形で行われましたが、以前は狭いところにたくさんの人が集まる空間が苦手で不安定となってしまう利用者Kさんは、10年近くこうしたイベントには参加していませんでした。しかし、ご本人に参加希望を尋ねると目を輝かせ間髪てれずに「行きたい！」との訴えがあったため参加していただきました。お子さんが大声で走り回っている狭い集会室で30分以上待たされましたが、終始和やかな表情で、自分の抽選券を持ち楽しんでいる姿に、彼らの社会参加の可能性を感じずにはいられませんでした。最後にお菓子袋を引き当て笑顔で会場を後にする利用者さんの背中を見て、再アセスメントや意思決定支援の大切さと、地域共生社会の実現のための、地域の方との触れ合い方をたくさん学べた機会となりました。