こちらでは当施設が取り組んでいる回想法の活動を紹介しています。
右では動画で内覧会の思い出を公開しています。
※音声が出ます。 2017/05/29 平成29年度 前期「想ひ出列車」出発♪施設で恒例となった「みよし市発 懐かし想ひ出列車」が今年度も始まりました(^^)/先日行われた「想ひ出列車 同窓会」の後という事もあり、参加者の皆さんは、お互いが積極的に声を掛け合いながら、会が始まる前から沢山の笑顔が咲きました。第1回は「自己紹介・ふるさと自慢」というテーマです。!(^^)!「私は、鶴舞公園の近くで育ったよ」とか「私のふるさとは、岐阜県で、とても大きな川、長良川が流れとった。兄達といつも魚を取りに行っていた。兄が釣り上げるとバケツを持っては、兄の近くまでよく走って行っていたよ。 家に帰るといつもお母さんが、七輪で火を起していてね、兄たちが釣った魚を焼いたり、似たりしてよく食べた。毎日魚だった。しっかりと煮ると骨まで食べれてねぇ~。美味しかったよ。」とその頃の風景を思い出されながら、ゆっくりと語られる話に、他の参加者の方達がゆっくりと頷かれていました。これからも、たくさん懐かしいお話を聞かせてくださいね。次回は6月9日(金)「遊び」のテーマで、列車を進めていきます(^^♪2017/01/20 懐かし想ひ出列車 後期第6回第6回は「昔好きだった歌手、俳優」とテーマに想い出を語りました。安立荘には現役のレコードプレーヤーがあります♪今日は三波春夫の「東京五輪音頭」をはじめいろんな曲を流しました。現役のレコードプレーヤーは電気で動きますが、参加者の皆さんは「手回し式」のものも使っていたようです。音は鳴りませんが、プレーヤーの使い方を教えてくださいました。映画の話では、「総天然色映画」という聞き慣れないフレーズが!今では当たり前の「カラー映画」の旧称だそうです。三好で育った方は、豊田の「挙母劇場」「昭和劇場」まで自転車で通ったそうです。「昔は道もガタガタで大変だった」とおっしゃっていました。次回の開催日は2/3!「節分」の日ですので、節分を中心としたテーマで、列車を進めていきます♪2017/01/06 懐かし想ひ出列車 後期第5回第5回は2017年最初の会です!ということで、お正月にちなんだ冬の想い出を語り合います。初詣の話では、新しい1年を無事に過ごせるよう祈願するだけでなく、昨年1年を無事に過ごせたことへのお礼参りも含めて行うということでした。おせち料理の話では、使われる食材に込められる意味を教えてもらいました。「まめ(豆)にくりくり(栗)…」と歌のようになっていたり、「ごぼうは、細く長く幸せに」といった話をしました。何よりも参加者の皆さんが、2017年を元気に前向きに迎えられていることに、スタッフが元気をもらった1時間でした☆次回は「好きな歌手・俳優」をテーマに語り合います♪2016/12/16 懐かし想ひ出列車 後期第4回更新をしておりませんでしたが、11月より後期の懐かし想ひ出列車がスタートしております!これからまた様子をお伝えしていきます!第4回は、年内最後の回であり、少し早いですがお正月の準備ということで、餅つきをしました!!参加者の指導の下、あれよあれよとつきあがっていきました。時間との勝負というわけですね!つきあがったお餅で、鏡餅を作っていただくようお願いをしました。お餅を切って、丸めて形を整えて、慣れた手つきで出来上がりです☆その際に、うちわで風を送り、外側を固くすることで形が崩れにくくなることを教えてくださいました。勉強になります。最後はつきたてのお餅をあんこやきな粉、砂糖醤油で楽しくいただきました。餅つきなど作業交えた回想法は、手や身体で覚えている動作がよみがえってきます。身体を動かしながら、脳の引き出しも開いて、「懐かしいね」という言葉も聞くことができました。とっても楽しい時間でした♫次回のテーマは「冬の想ひ出」です。2016/10/28 3グループ合同回想法さて、このメンバーで行う回想法も、いよいよクライマックスです。今日のテーマは「想い出の人」について。先々回に、素敵な恋の想い出を語ってくださったAさんの話を受けて、他の皆さんの、初恋についても、教えていただきました。「昔は戦争があったから、恋も、今みたいにあけっぴろげで自由じゃなかった。」とBさん。「私の初恋は、初めて入った会社にいた人で、付き合ってくださいと告白されたの。」とCさん。「昔はね、特に好きとか嫌いとか声に出して言わなくても、なんとなく通じるものがあって、それはお互いがよく分かっていた。大っぴらに外を男の人と歩いたりなんかしたら、不良娘と、近所で評判になるから、近所では一緒に歩くことなんてできなかった。そういう時代だったの。」というCさんの話に全員が同意。皆さん、奥ゆかしいですね。その後、ふたが取れたように、それぞれの想い出話が飛び出しました。「私は彼と3年間文通したの。親にばれないように、朝の10時に郵便屋さんが来るのを、ポストの前で待った。デートはダンスホールで、親が出かけた後に家を出た。でも、ばれてしまい、猛反対を受けて、分かれてしまったの。」「私は、映画館へ行ったけど、席は別々に座り、帰りのバスの中で、一緒に話をした。」「私は、私の後ろに彼が座った。」「あら、私は隣に座ったわよ。でも、それが永遠の別れだった。次の日には赤紙が来て、兵隊さんにとられてしまった。南方の方に出兵して、亡くなったと聞いた。見送るとき、手を振って、目で合図したのが最後だった。」としみじみと語るBさんに対し、「あら、あなたの心の中に、いつまでも生きているわよ。お互いに好きだったんだから。忘れるわけないわよね。」とCさん。まるで、ドラマを見ているように情景が浮かび、みんなで初恋のときめきを共有しました。
回想法は1960年代にアメリカの精神科医である、ロバート・バトラーによって創始された高齢者に対する心理療法です。
精神状態を安定させる効果があるといわれています。
過去の懐かしい思い出を言葉に出して話すと、脳が刺激されて、気持ちが落ち着くようになるそうです。
長く続けることで認知機能が徐々に改善されることがわかっています。