令和3年4月1日から、法人内異動により施設長に就任致しました中村と申します。日頃より、ご利用者ご家族の皆様、地域の皆様にはあたたかいご支援とご協力をいただき、心より厚くお礼申し上げます。
現在、新型コロナウイルス感染予防の観点から、ご利用者の外出行事等の中止に止まらず、ご家族の皆様方にも面会を制限させていただいており、ご不便と大変淋しい思いをされていることと存じます。再開の目途が立つまで、引き続き最大限の努力をしてまいりますので、今しばらくご理解とご協力をお願いいたします。
さて、社会福祉法人を取り巻く環境が大きく変化しており、時代の流れとともにその運営スタイルにも変革期が訪れています。この度の介護報酬改正におきましては、「自立支援・重度化防止の取組の推進」、「介護人材の確保・介護現場の革新」が大きく取り上げられ、「科学的介護・データ活用」や「ICTの活用」が欠かせないものとなってきています。
このような背景を鑑み、当法人で初めて開設された高齢者施設としての自覚を持ち、これまで培ってきた知識や経験、伝統を継承しながら、時代の流れに適応できるよう質の高い福祉サービスを安定的かつ継続的に提供することを目指していきます。
従前より、ケアの柱としている「回想法」をはじめ、新たな取り組みとして「自立支援介護」・「ノーリフティングケア」等にもチャレンジしていきたいと考えています。
さらには、国連加盟国が全会一致で採択した「SDGs(Sustainable Development Goals)」を意識しながら社会貢献・地域貢献活動にも取り組み、地域になくてはならない存在になれるように目指していきます。
結びになりますが、法人基本理念「幸福(しあわせ)」の実現のため、地域の介護・福祉の拠点として、その役割を果たしていくことができるように職員一丸となり職務に精励して参りますので、ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、施設長就任のご挨拶とさせていただきます。
特別養護老人ホーム 安立荘 荘長 中村 範親