こちらでは当施設が取り組んでいる回想法の活動を紹介しています。
右では動画で内覧会の思い出を公開しています。
※音声が出ます。 2019/02/8 平成30年度 後期第7回目「季節の行事の想ひ出」今回のさくら号は「季節の行事の想ひ出」のテーマのもと、桃の節句にちなんで、「おこしものつくり」を行いました(*^▽^*)今回は安立荘で開催!厨房職員の協力のもと参加者の皆さんと一緒に“おこしもの”を作りました♪おこしものの型にラップを敷いて、生地を入れていきます!(^^)!~~生地は白色の他に、赤色・黄色・緑色の3色を準備(*^-^*)参加者の皆さんがそれぞれ、お気に入りの型に様々な色を入れていきます♬「私は、初めは赤色から!(^^)」「私は、最初は宝船にするわ!」「じゃあ、私は招き猫❢」等々、皆さん、型選びから生地の色選びから、素早い判断でテキパキとこなされていきます(^^)/色のついた生地を小さくまとめては、型にはめていきます( *´艸`)中には、左右対称に色の生地を入れて、芸術的な“おこしもの”をつくられる方も・・・(*^-^*)以前、お餅や団子の職人さんは、色の生地の入れ方や方にはめた生地の押さえ方が、職人さんそのものです( *´艸`)生地を型から外す時に「昔は、型にこの生地がくっつくと、なかなか取れないもんだから、生地を入れる前に粉を振ってね、型を縦に起こしてはトントンと生地を出したもんだ♪」と、とても嬉しそうに話してくださいました(#^^#)また、職員が初めて作るおこしものに、「もっと小さく丸めた方が綺麗にできるわよ」「色の生地は少なくして、白色が多いものが綺麗よ!」「生地は、はみ出ないように、型の中に入れて!」等々、皆さんが職員の「おこしもの先生」です!( *´艸`)職員が型抜きをした“おこしもの”、きっと、不器用な職員に見ていられなかったのでしょうね(#^^#)“おこしもの”は愛知県の特に西三河で桃の節句の時に、作られているようです( ゚Д゚)参加者の方々も、よく作られたようです♪女の子が生まれると、女の子の紹介と共に「仲良くしてね」と挨拶代わりに、桃の節句の時に“おこしもの”やお菓子を近所の子供たちに配ったそうです(*^▽^*)また、「元気で大きく育って欲しい」という思いで“おこしもの”を作られていたようです♪参加者の方の中には、「しばらく作っていなかったけど、今度孫たちと一緒に作ってみようかしら💛」「たくさん作る時は、もう手が痛くなっちゃって大変だったから、子供たちに作らせてたわ~私は口だけ出してね(*^▽^*)」と笑顔で話される方も・・・(*^-^*)皆さん、「子供達と一緒に作って楽しかったわ~」と言われていました♪そして、参加者の皆さんに“おこしもの”を作って頂いたものを蒸しながら、生地が無くなるまで沢山の思い出話しを語り合いながら、作って頂きました(*^▽^*)ご自分が作成された“おこしもの”が蒸し上がると、皆さん口々に「これ、私が作ったのよ♪」「あら~可愛らしい💛」「春らしい色ね♪」等々、ご自分が作られた“おこしもの”を口に頬張りながら、「もっちりして美味しい~♪」皆さんニッコリと良い笑顔です( *´艸`)今日も沢山の思い出話しと笑顔をありがとうございました(#^^#)2019/01/25 平成30年度 後期第6回め「初恋・結婚式の想ひ出」さくら号の第5回は「初恋・結婚式の想ひ出」をテーマに、参加者の皆さんに思い出を語って頂きました。「初恋は、女学校の頃。数学を教えてもらっていた隣の家の2つ上のお兄さん。」とか「初恋って、はかなくてあっという間に終わってしまうけど、それからの恋愛の方が楽しいことが多かったわ」とか「私は学生の頃は、無口で〝男の人″ということを意識した事はなかったわ。お見合いで知り合ってから、少しずつ好きになって結婚をしたけど。」とか「(ニコニコしながら)それは言えんな~」と言われる方等々( *´艸`)デートで出掛けた場所を尋ねると「スケート」と言われる方もみえれば、「仕事が忙しくてデートなんて行っている暇はなかった」方や「(ふふふ…と恥ずかしそうに笑われては)それは、秘密‼」と言われる方もみえました(*^▽^*)「結婚式」の想ひ出では、「友達と2人で弘法さんに出掛けた時に道を掃いている姿をみて、ひとめぼれした。自分は貧乏だったし、自分から声を掛けるなんて、そんなことは出来なかった。仲介人に頼んで話してもらって結婚した。」方や「結婚する前に、とても好きな人がいたの。でも、その方亡くなってしまって。それまでの事をずっと相談していたのが、今の主人だったの(#^^#)」等々。女性の参加者の方に、花嫁修業について尋ねると「料理は、習いに行かなくても、何とかなるわ」とか「職場の栄養士さんに毎日作り方を聞いたわ」等々、ご自身で工夫されながら料理をされていたようです。中には、ご自身で営まれているお店が忙しくて、惣菜を買って食べてみえた方も(*^-^*)。その方からは、「どんな物でも、家族が揃って食べると美味しかった。」と言われていました( *´艸`)。最後に、結婚した奥さんの事を尋ねると「とても綺麗で優しい人(#^^#)」と恥ずかしそうに答えられる方もみえ、その言葉を聞いた参加者全員がとても暖かな気持ちになって、会を終了する事になりました。今日は、たくさんの大変素敵な思ひ出を聞かせて頂きました(*^-^*)ありがとうございました2019/01/11 平成30年度 後期第5回め「冬の想ひ出」さくら号の第5回は「冬の想ひ出」のテーマで皆さんに語って頂きました。「冬」と言えば、「駒や凧揚げをしたな~」「凧の足は2本!同じ長さで、上手く貼らんと、バランスが崩れて上手く上がらん!」「今と違って、初めから自分たちで作ったもんだ」と、職員に教えるように聞かせてくださいました( *´艸`)女性の方達は「冬といえば、羽根つきをよくやった」「羽をつけずに落としてしまうと、顔に墨で〇や×を書いたり書かれたり下」と(^^)羽根つきの羽根は思う程遠くには飛ばないようです。また、お正月になると「三河万歳」が来て、各家庭を回っては獅子舞を見せてくれたそうです。「子供の頃は、家に来た獅子舞をみるのがとても楽しみだった」「獅子舞を見ると、お正月何だな~と思った」等、獅子舞は子供たちにとって憧れだったようです。また、地域によっては「獅子の耳取り」という「耳取り合戦」があったようです。低学年から高学年が数人で組んで、獅子を被ります。相手の獅子の両耳を取った方が勝ち!という今でいう騎馬戦のような戦いです。高学年の子で獅子を作り、低学年の子は、すばしっこい為、獅子の中に隠れていて、途中で相手チームの獅子の耳を取りに行きます( ゚Д゚)参加されている方の中には、「すばしっこいからお前が耳を取りに行けよ」と高学年のお兄さんたちから言われて、毎回相手の耳を取りに行っていたそうです。負けた相手チーム子達が仕返しに来ないように、いつも高学年お兄さんたちが守ってくれていたことが「とても心強くて嬉しかった」と教えてくださいました( *´艸`)そして、参加者の皆さんと目隠しをしては「福笑い」をしました。いろんな顔が出来て、目隠しを取るたびに、会場は「大笑い!」(*^▽^*)中には「私、福笑いするの、子供の時以来だわ、○十年ぶり~」と言っては更に皆さんで大笑いです( *´艸`)子供の頃に戻られたひと時でした(^^)/次回のテーマは「初恋・結婚の想い出」です。どんな思い出を聞かせて頂けるのでしょうか・・・(*^-^*)2018/12/28 想ひ出列車第4回「お正月の準備」さくら号の第4回は、「お正月の準備」として餅つきを行いました(*^-^*)「私の家は子供が9人いてね、大きな昔ながらの家だったよ~。毎年父親がお餅を10臼ついていてね、8畳の部屋が全部お餅だらけだったわ」と話をされ、一同がびっくり( ゚Д゚)…8畳全部、お餅で埋め尽くされるって!?…幼少期からお正月が近づくと餅つきをされただけに、お餅をつく音に「力が弱い!もっと強くつかんと、餅が硬くなる‼」まさに、音だけでお餅の出来栄えが分かるとは、流石です(*^▽^*)餅をつく手が変わり、力強い音になると「そう、この音‼」と。( *´艸`)また、ついたお餅を丸める時の表情や手つきもまだまだ現役です。他の方も、「お餅はついたことが無かったけど、楽しかった(^^)もし来年も参加出来たら…」と言われる方や、「餅つきは1日仕事だから」と話される方もみえました。今日は、参加されたほとんどの方が、積極的に杵を手にとっては、お餅をつかれていました!(^^)!職員の動きの遅さに、きっと見ていられなかったのでしょうか( *´艸`)参加された皆さんが積極的でいて、しかも楽しそうに参加されていたのが印象的でした(*^▽^*)餅つきの後に、鏡餅や花餅も作りました(*^-^*)花餅がなかなか枝に付かず困っていると、「水は付け過ぎず、餅を平たく伸ばして巻くようにしないと」とアドバイスをしていただき、無事にお正月の飾りも作ることが出来ました(*^▽^*)今日も、参加された皆さんに沢山の事を教えて頂きました♪今日、参加してくださった皆さん~ありがとうございました(^^)/2018/12/17 平成30年度後期 列車の名前が決りました♬今回の列車は、「さくら号🌺」と名前が決りました‼皆さんがそれぞれに列車の名前を考えて来てくださいました。「みよし池の花火がとてもきれいだから、花火号!」「この年になって、皆とこうやっていろいろ話すと、悟ることが多くなるから、さとる号!」「みよしは昔からキツネで有名だから、きつね号!」「この(想い出列車)列車で、昔の話をして夢をみるから、ゆめみ(夢見)号!」「三好池の桜がとてもきれいだから、さくら号!」等々、皆さんとても深く考えて来てくださいました。本当にありがとうございます~今日は「学校の想い出」をテーマに話しました。学校の授業風景では、洋服と着物を着ている生徒の絵から、「私は洋服だった。」「わしは着物だったな~、鼻水が出るとよく袖で拭っては、着物の袖がピカピカになっとった。」と言われる方もみえれば、「わしたちは、鼻水が出ると、よく鼻鉄砲をして出してた。失敗すると服に掛かって、服が汚れちまう(笑)」と言われてはそれぞれ、その時の動作をして見せて下さる方も。それぞれ当時着られていた服から、実にいろんなことを思い出されていました。中には、「くわの木の皮」で服を作られた方もみえました(*^-^*)また、学校の先生が今よりももっと厳しくて、すぐに叩かれたりしていたようです。今回の参加者の方の中にも宿題を忘れて、「『尻たたかれるのと、廊下に立っとるのとどっちがいい?』と聞かれて、よく両手に水が入ったバケツを持って廊下に立っとった。」と話される方も…(-.-)赤いランドセルを手にしては、「私は買ってもらえなかったわ」と言われる方もみえれば、「赤いランドセルは学年で3人しか持っていなくて、私は買ってもらえたの。家は裕福だったのね」と言われる方も。学校の登下校のイラストを見ては「これは周りは田んぼだな?福田か?」と興味深く眺められる方も…。学校まで4㎞程歩かれた方もみえ( ゚Д゚)「草鞋が学校に着いただけで踵が無くなってしまう程擦り切れてしまっていた。毎日、帰りの草鞋を持って、カバンにぶら下げて歩いていたよ(*_*)」と話される方もみえました。これには他の参加者の方々も口々に「そうそう、俺なんか踵が無くなってしまうもんだから、指先だけで走って行ってた」「うちは兄弟が4人いるもんだから、毎日夜になると、親が行きと帰りの分の8足を作ってくれていた」( ゚Д゚)「冬なんか雨が降ると、足が濡れて冷たくてね~」等々、草履で学校に通った事が本当に大変だったことを話してくださいました(._.)また、「私は、昔からおてんばで正義感だけが強すぎてね、弱い者いじめが大嫌いだったのね。いじめっ子の男の子が誰かをいじめているのを見ると、よく下駄を脱いでは、その子の頭を‶カッパーン″と叩いたものよ。」と当時の仕草をやって見せて下さる方も…会の中での話は、あちらこちらで大盛り上がり(*^▽^*)最後は、学校に必ずみえた「二宮金次郎」の歌を歌って終了です♪次回の第4回は、安立荘でお餅つきをしながら「お正月の準備」について皆さんにおはなしを伺っていきます( *´艸`)
回想法は1960年代にアメリカの精神科医である、ロバート・バトラーによって創始された高齢者に対する心理療法です。
精神状態を安定させる効果があるといわれています。
過去の懐かしい思い出を言葉に出して話すと、脳が刺激されて、気持ちが落ち着くようになるそうです。
長く続けることで認知機能が徐々に改善されることがわかっています。