生と性委員会

9月26日(土)、生と性委員会の活動として、小学校低学年向けに授業を行いました。

生と性委員会は、子どもたちが自分だけではなく、相手のことも大切にすることができる様になって欲しい、子どもたちが性について正しい知識を持てる様になって欲しいといった願いから発足された委員会です。

今年度から発足し、大きな活動としては初めての試みとなりました。当日は「こころとからだのべんきょうかい」と題し、性教育のパートで人の身体の作りについてクイズ形式で子どもたちに答えてもらいました。プライベートソーンについて説明し、自分たち自身で意識をして守っていって欲しいことを伝えています。

道徳教育のパートでは、様々な場面のイラストを準備し登場人物の気持ちを考え、誰かが嫌な気持ちや悲しい気持ちにならないためにはどの様に声を掛ければ良かったかについて考えてもらいました。

子どもたちが相手の気持ちに寄り添うことができる様考えている姿が印象的で、各々で優しい言葉を見つけることにできました。

最後にアンガーコントロールを題材にした絵本の読み聞かせを行い、怒ることは悪いことではないこと、その感情の出し方や発散の仕方が大切であることを伝え、自分の感情が高まった際にはどの様にコントロールをするか、絵本に出てくるものの中から選び発表をしてもらいました。

今回の授業だけで子どもたちに知っていて欲しいことの全てを伝えることができたとは言えませんが、この様な積み重ねが子どもたちの中に根付き、いつかは力として発揮されることを願い、焦らず、丁寧に今後の支援にもつなげていきたいと思います。

次回は小学生高学年男子を対象とした授業を予定しています。この様に月に1回年代や性別に応じて授業を行い、並行して幼児さんに読み聞かせ活動(相手の感情について考えることができる様な絵本を題材としています)も行っています。

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