■■１1月2日(日)【いきいき広場祭り　完売御礼！】

　もう１１月になっちゃいました！　早いもんですねぇ。そろそろ年賀状の心配をしなくちゃいけませんね。（と言って、いつもギリギリ・・泣）

　さて、この日曜日、待ちに待ったいきいき広場祭りが開催されました。天気も上々、スタッフ・利用者ともに張り切って、授産所名物「たません」を売りまくろうと、気合を入れて行ってきましたよ。

　結果は・・

な、なんと！　用意した食材、すべて完売！
やったぁ～！　ばんざ～い！　ばんざ～い！

　じつは、夏以降、急激に自動車産業が冷え込んできて、当施設の作業量が激減してきてたんです。これじゃ、利用者さんの工賃がまた減っちゃうよ・・・と悩んでいました。

　ということで、少しでも利用者さんの工賃を守るために、みんなで力を合わせて完売しよう！と、全員が心に誓っていたんです。

　スタッフは、一番最後まで大声で「いらっしゃい、いらっしゃ～い！♪」と喉を枯らし、利用者さんたちも、みんな最後までそれぞれの役割を果たしてくれました。

　お店を覗いてくれて、励ましてくれた保護者の方や利用者さんも嬉しかったなぁ。みんな、来てくれてありがとね。高浜市の他の施設や関係機関の方も覗いてくれて、みなさん「たません」を買ってくれました。ありがと～♪

　なにより、授産所高浜安立のことを、たくさんの方に知っていただけたのが、一番の収穫でした。「えっ、今年が初めて？」「たませんって、美味しいね。」・・etc．etc．

　これまで、積極的にこういったイベントに出ていなかったため、今回は、みなさんから声をかけていただきました。そうそう、いつも美味しい取れたて卵を提供していただいてる「毛受養鶏場」の社長さんにも来ていただけました。社長さん、いつもお世話になっています。おかげさまで、たませんは大好評でした。

　もともと、なんでも明るく楽しくやりたい僕としては、こんなイベントは大歓迎。利用者さんやスタッフが頑張ってる生の姿を、みなさんに見ていただけますからね。利用者さんも保護者の方も、みんな応援してくれるし。いつも勇気百倍もらってます。ありがとうございます。

　「利用者さんの工賃を１円でも高く！」の気合が、今回の完売につながったのだと思います。スタッフのみんな、ご苦労さま！でも、みんなの、やりとげたっていう満足そうな顔と、やればできるんだ！っていう言葉は、本当に嬉しかったよ。

　どんなことだって、みんなで力を合わせて、前向きにいけば、乗り越えられないことなんて無いって信じてます。これからも元気で頑張っていこ～！　不景気なんかに、負けるもんか！

　ということで、とっても楽しいいきいき広場祭りでした。みなさん、本当にありがとうございました。大感謝です♪

■■１1月13日(木)【不景気こそ力を合わせて！】

　香嵐渓の紅葉も、小原村の四季桜も、そろそろ見頃を迎えようとしています。五平餅でも食べながら、リフレッシュしたいところですね。

　さて、連日の報道のように、自動車産業が夏くらいから、急激な不況に陥っています。まさか、天下のトヨタ自工が1兆円からの利益の下方修正をするなんて、誰も思ってもみなかったんじゃないでしょうか？　トヨタの城下町を形成する、私たちの地域も、さすがにどこに行っても「厳しい・・」という言葉が挨拶代わりになってしまいました。

　しかし、長年私たちの施設を支えてくださっている企業さんは、何とか障がいをお持ちの方に仕事を出そうと、苦心さんたん努力をしていただいています。本当にありがたいことです。

　『おとうふ工房いしかわ』さんも、新聞に「福祉施設がピンチ！」という記事が載ると、すぐに「授産所は大丈夫? 　何とかスポットで仕事を出すから頑張って！」との連絡があり、いくつかの仕事を出していただきました。

　そして、仕事が急に増えた場合は、保護者の方、ボランティアの方がさっそく協力してくださり、私たちを助けくれます。

　世の中が不況になると、一番最初に弱い者、弱い所から切り捨てられていきます。我が身を守ることだけで手一杯ですからね。しかし、長年の信頼関係を地域と結ぶことによって、こんな時こそみんなで助けるんだ！と応援していただける私たちの施設は、本当に幸せです。

　ここまでの努力で、じわじわと工賃を上げてきた私たちですが、この危機的な状態で、これまでの努力がいっぺんに消し飛んでしまいました。でも、諦めないことが大切だと、心に言い聞かせています。諦めれば、また元のジリ貧に戻るだけですからね。何度でもチャレンジしていきたいと思います

　やっぱり、利用者さんの喜ぶ顔が見たいですものね。

　新聞にも、自動車産業に依存している福祉施設の苦境が記事になっていました。その通りなんだけど、私たちのモットーである「明るく」「楽しく」「前向きに」という精神だけは忘れずにいたいと思います。職員が暗くなってしまったら、利用者さんにパワーが伝えられませんからね。

　逆に、応援してくださる企業さんや、保護者・ボランティアの方たちの温かい気持ちに応えていくためにも、さらに気合を入れて頑張って行きたいと思います。さいわい、うちのスタッフは元気だけはいいですから(すまん)、こんな時こそ、盛り上がって行きたいと思います。

　みなさんの応援、よろしくお願いいたします！

■■１1月18日(火)【法人研究発表コンペ　優勝！】

　この冬一番の寒気がやって来るそうです。う～、寒そうだぁ～！ブルブル！　でも、授産所は、熱いですよ～。不況を跳ね飛ばそうと、利用者さん・保護者・職員が一丸となって頑張っています。良い年の瀬を迎えたいですもんね。風邪などひかずに、元気に行きましょう♪

　さて、うれしい報告第一弾！
　さる、11/14に開催された「おとうふ工房いしかわ」様の関連企業の研修会に参加させていただき、障がい者を取り巻く状況のお話しをさせていただきました。参加企業は30社にものぼりましたが、みなさん本当に真剣に聞いてくださり、応援のメッセージをいただきました。ありがとうございます！　私たちも、みなさまの期待に応えられるよう頑張っていこうと、決意を新たにしました。

　さてさて、うれしい報告第二弾！
　うちの、フレッシュ3人組がやってくれました！私たちの法人は、沢山の施設を運営していますが、職員のレベルアップのために、年1回、内部研究発表会があります。ここで上位3チームに入賞すると、2月１４日に開催される、一般の人向けの「法人研究発表会」に出場できるようになっています。

　11/15日の内部予選会当日、それまで何度も試行錯誤を重ねてきた3人はやや緊張気味でした。
　
　初めてリハーサルを見た時は、駄目出しの連続。パワーポイントの作り方、発表原稿、発表者の語り、全てで厳しい注文をつけました。「自分たちのやってきたこと、その中味と魅力を、どうやったら第三者に伝えられるか?　もう一度考え直してごらん」と、あえて突き放しました。

　そこからの三人は頑張りましたよ。何度も集まり、PCを前に資料の再検討、こっそりリハーサルを積み重ね、内容を煮詰めている姿を何度も見かけました。若い頃は、こうしたことを嫌がらずに、どれだけ努力できるかで、人間力の成長の度合いが全然変わってきます。彼らは、実に楽しげにこの困難に立ち向かっていました。また、それを支えている他のスタッフにも感謝をしています。

　そして、運命の結果発表！
本部事務長より発表です、
「障がい者部門第1位、授産所高浜安立です！」
やったぁ～！やりました。そして、出場チーム18施設中、総合でも見事第1位になることができました。すごい！

　発表の中味は、特別に気をてらったところもなく、普段私たちが考え実行していることの紹介だったのですが、十分私たちのPOWERは伝えられていたと思います。私たちのモットー「明るく」「楽しく」「前向きに」を、上手く表現できていました。

　そして、なにより僕が嬉しかったのは、スタッフが「この発表会を通して、自分たちが何を大切にし、何をしていかなくてはいけないかを再確認できました。｣と言ってくれたことです。そうそう、良いことをやり続けていくことが大切なんだ。

　日々、成長するスタッフの姿が嬉しいです。
近藤課長、杉浦、片桐、よく頑張りました。そして、選んだ下さった審査員のみなさん、ありがとうございます。これからも元気に頑張ります♪